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受け入れられないまま私がやった3つのこと|障害受容の本音

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「一応、やっておくと良いかもしれません」

病院の先生に、そう言われました。

じゃあ、やるか。

それだけでした。

ST(言語聴覚療法)も、療育手帳の申請も、児童発達支援を使い始めたことも。

始まりは、いつも同じくらい軽いものでした。

正直に言うと、「よし、頑張ろう」という決意なんて、どこにもありませんでした。

ただ、仕方なくやっていただけです。

今日は、その頃の話をします。


目次

この記事で伝えたいこと

気持ちが整理できてから動く必要は、ありませんでした

動いているうちに、気持ちのほうが追いついてきました

順番は、逆でよかったんだと思います


誰かが、この子のことを考えてくれている|STに通い始めたこと

最初に始めたのは、STでした。

正直、通う前は半信半疑でした。

当時の息子は、判定で最重度にあたる区分でした。

「こんな状態で、やる意味なんてあるんだろうか」

「行ったところで、何が変わるんだろう」

「うちの子には、まだ早いんじゃないか」

そんな迷いが、ずっと頭のどこかにありました。

期待していたわけではありません。

先生に言われたから、とりあえず行ってみた。それくらいの気持ちでした。

初めて教室に入ったときのことは、いまでも覚えています。

先生が、うちの子の目線までしゃがんで、名前を呼んで、根気強く関わってくれていました。

正直、最初の何回かは、劇的な変化なんて感じませんでした。

それでも、毎回きちんと時間をとって、うちの子と向き合ってくれる。

その積み重ねを見ているうちに、ふと気づいたことがありました。

自分以外にも、この子のことを真剣に考えてくれる人がいる。

血の繋がりも、義務もないのに、それでも本気で向き合ってくれる人がいる。

それだけで、少しだけ肩の荷が下りたような気がしました。

一人で抱えているつもりだった重さを、少しだけ分けてもらえた感覚でした。

「私一人で、この子の将来を何とかしなきゃ」

そう思い詰めていた気持ちが、ほんの少しだけゆるんだ瞬間でした。


開き直った瞬間|療育手帳を申請したこと

次にやったのは、療育手帳の申請でした。

これも、前向きな決断だったかというと、正直そうではありません。

制度だから、とりあえず手続きをした。それだけでした。

でも、手帳を取得してから、気持ちに小さな変化がありました。

「よし、この手帳、使い倒してやろう」

水族館も、動物園も、手帳があればお得に行ける。

そう思えたことで、どこか吹っ切れた自分がいました。

深刻に捉えるのをやめて、「制度」として実用的に扱えるようになった瞬間だったと思います。

このあたりから、「うちの子、実は障害児なんだよねー」と、軽い調子で人に話せるようになってきました。

重く抱えていたものを、少しだけ手放せた時期でした。

📎 あわせて読みたい

👉 療育手帳とは?申請の流れと、取るか迷ったときの判断


一番大きかったのは、児童発達支援でした

STも手帳も、確かに助けになりました。

でも、一番大きな変化をくれたのは、児童発達支援に通い始めたことでした。

そこの先生たちが、本当に良い人たちだったんです。

正直に言うと、私よりもずっと、この子に愛情を注いでくれている。そう感じました。

自分の愛情が足りていないと責めていたわけではありません。

でも、血の繋がっていない先生たちが、こんなにもこの子を大切にしてくれている。

その姿を見て、思ったことがあります。

この子を、こんなに愛してくれる人がいる。だったら、この先も、きっと大丈夫かもしれない。

将来への漠然とした不安が、その瞬間、少しだけ和らいだ気がしました。


離れてみて、初めて気づいたこと

💬 ここから先は、正直に書きます。

児童発達支援に通うようになって、子どもと離れる時間ができました。

朝と、夜だけ一緒にいる生活。

ずっと一緒にいた頃は、正直、可愛いと思える余裕がありませんでした。

でも、少し離れてみると。

「あれ、この子、可愛いな」と思える瞬間が増えていったんです。

四六時中べったりでいることが、必ずしも「良い母親」の証明ではなかったんだと思います。

離れる時間があったからこそ、戻ってきたときに、素直にこの子を見られるようになった。

そう感じています。

もしいま、「片時も離れずにいなきゃいけない」と自分を追い詰めているお母さんがいたら。

離れる時間は、罪悪感を持つようなことじゃありません。

私にとっては、あの時間が、この子を可愛いと思い直すきっかけになりました。


「受容」は、気持ちが先じゃなかった

こうして振り返ると、気づくことがあります。

「気持ちが変わったから、行動した」のではありませんでした。

「行動しているうちに、気持ちが少しずつ変わっていった」んです。

STに通ったのも、手帳を取ったのも、児童発達支援を選んだのも同じです。

当時は前向きな決断というより、目の前のことをこなしていただけでした。

でも、動いているうちに、気づいたら気持ちが追いついてきていました。

順番は、逆でよかったんだと思います。


同じ状況にいる方へ|私がやった順番

気持ちの整理がつかないまま、それでも何かしたいという方へ。

うちが実際に動いた順番を書いておきます。

① 病院の先生に「何かやっておいたほうがいいですか」と聞く

自分で調べる前に、これでした。

先生から出てきた言葉を、そのまま調べればよかったので、迷わずに済みました。

② 市区町村の障害福祉課に電話する

「療育手帳のことを聞きたいんですけど」で通じます。

申請すると決めていなくて大丈夫です。 私も決めていませんでした。

③ 児童発達支援を、1か所だけ見学する

手帳がなくても見学はできます。

決める必要はありません。見るだけで、世界が少し変わります。

📎 あわせて読みたい

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3つとも、決意はいりませんでした。

電話をかけただけ。見に行っただけ。

それだけで、少しずつ何かが動き始めました。


今、伝えたいこと

私自身、気持ちが整理できたのは、ずいぶん後になってからでした。

「受容できました」なんて、誰かに向けて言えるようになったのは、たぶんいまでもまだです。

それまでは、ただ目の前のことをこなしていただけです。

STの予約を入れて、手帳の書類を書いて、児童発達支援の送迎の時間を覚えて。

気持ちの整理なんて、後回しでよかったんです。

それでも、いつのまにか、この子を可愛いと思える自分がいました。

児童発達支援にお迎えに行ったとき、こちらに気づいて「あ、ママだ」という顔をした瞬間があります。

他の誰でもない、私だとちゃんと分かっている。

その顔を見たとき、素直に「かわいいな」と思っている自分がいました。

狙って作れる感覚じゃありませんでした。

気持ちの整理は、まだついていません。

でもそれでいいんだと、いまは思えています。

ひとつでも、明日から試せることが見つかっていますように。


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